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介護記録·8分で読める

デイサービス(通所介護)の記録|何を書く?項目・例文と書く時間を減らすコツ

デイサービス(通所介護)の記録は、送迎・バイタル・入浴・食事・機能訓練・レクと、1日の流れに沿って多くの場面を残します。入浴対応や送迎の合間に書くことも多く、「気づいたら記録がたまっている」という声もよく聞きます。

本記事では、通所介護で何を記録するのか/場面別の例文/家族への連絡/書く時間を減らすコツを、現場ですぐ使える形で整理します。記録の基本そのものは「介護記録の書き方|場面別の例文と書く時間を減らすコツ」もあわせてご覧ください。

例文はすべて説明用の一般例です。実際の記録は、各事業所のルール・様式に合わせ、事実に基づいて記載してください。

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デイサービスの記録は「1日の流れ」に沿う

通所介護の記録は、利用者が来所してから帰宅するまでの一連の流れを残すのが基本です。

  • 来所・送迎:送迎時の様子、出迎え時の体調
  • バイタル:来所時の体温・血圧・脈拍など
  • 入浴・整容:入浴の可否、皮膚の状態、介助の程度
  • 食事・水分:摂取量、むせの有無、水分量
  • 排泄:誘導・介助の状況、回数
  • 機能訓練・レク・活動:参加状況、様子、反応
  • 特記事項・ヒヤリハット:転倒しそうになった、体調変化など
  • 家族への連絡・申し送り:連絡帳や帰宅時の伝達

これらは、通所介護計画(個別サービス計画)にもとづくケアが提供されているかを示す記録でもあります。計画とつながっているか(その日の機能訓練が計画の目標に対応しているか等)を意識すると、後の見直しや説明がスムーズです。

場面別の書き方と例文(デイサービス)

「△ 悪い例」→「◯ 良い例」で並べます。

来所・送迎

  • △「送迎、変わりなし」
  • ◯「9:10 送迎にてご自宅から来所。ご家族より『昨夜は良く眠れた』と申し送りあり。来所時、表情穏やか。」

バイタル

  • △「バイタル問題なし」
  • ◯「9:30 検温。体温36.5℃、血圧132/80、脈拍70。ご本人より体調の訴えなし。入浴可と判断。」

入浴・整容

  • ◯「10:30 一般浴。背部・足先のみ一部介助、その他は自力で洗身。両下肢に発赤・傷なし。入浴後の体調変化なし。」

食事・水分

  • △「よく食べた」
  • ◯「昼食、主食10割・副食7割を自力摂取。むせなし。食事中の水分約200ml。」

機能訓練・レク

  • △「リハビリ実施」
  • ◯「13:30 個別機能訓練。計画の目標(立ち上がりの安定)に沿い、椅子からの立ち座りを10回×2セット。ふらつき軽減傾向。本人より『少し楽になった』と発言。」
  • ◯「14:30 集団レク(風船バレー)に参加。職員の声かけに笑顔で応じ、約20分間取り組まれた。」

特記事項・ヒヤリハット

  • ◯「11:50 食堂への移動時にふらつきあり。職員が支え転倒なし。打撲・痛みの訴えなし。以降の移動は付き添いで対応。」

家族への連絡(連絡帳)

  • ◯「本日も入浴・昼食・機能訓練に参加されました。食事は普段通り、体調の変化はありません。午後のレクでは笑顔が見られました。」

ポイントは、「何をして」「どんな様子で」「結果どうだったか」 をセットで、その場面ごとに短く残すことです。

通所介護ならではの「書く時間を減らす」コツ

デイは記録の場面が多く、入浴・送迎・食事の介助と並行します。質を保ちつつ時間を減らす工夫です。

  1. その場で短く残す:入浴後・食事後など、場面が終わった直後に一言だけでも残す。後でまとめて書くと記憶が曖昧になり、かえって時間がかかります(介護記録を効率化する5つのコツ)。
  2. 場面別のテンプレを用意:バイタル・入浴・食事・機能訓練・レクの「型」を決めておく。
  3. 連絡帳と記録の二度書きを減らす:同じ内容を記録と連絡帳に書き写す手間は、デジタル化で減らせます(介護記録の電子化・ペーパーレスの始め方)。
  4. 音声入力・AIの下書きを活用:話した内容から下書きを作り、確認・修正で仕上げる。

私たちの「介護DXアシスト」も、スマホ・タブレットに話しかけるだけで、バイタル・食事・排泄・機能訓練の様子などを整理した記録の下書きを作成できるツールです(専用機器不要・無料プランあり・現在β版・個人運営)。送迎や入浴対応の合間に、その場で下書きを残しやすくすることを目指しています。最終確認は人が行う前提です。データは国内サーバーで暗号化保管し、施設単位でアクセスを制御しています(セキュリティ・データ保護)。

記録は運営指導・加算でも問われる

通所介護の記録は、運営指導(旧・実地指導)や加算の算定でも確認されます。たとえば個別機能訓練に関する加算では、計画・実施記録・評価といった一連の記録が前提になるのが一般的です。日々の記録の質が、そのまま備えになります。詳しくは「介護記録が問われる3つの場面(運営指導・加算・LIFE)」へ。

※加算の算定要件・必要書類・様式は制度改正で変わります。最新の正式な要件は、厚生労働省の告示・通知や指定権者(都道府県・市区町村)の窓口で必ずご確認ください。

まとめ

  • デイサービスの記録は、来所〜帰宅の1日の流れ(送迎・バイタル・入浴・食事・機能訓練・レク)に沿って残す。
  • 各場面で 「何をして→どんな様子で→結果どうか」 をセットに。通所介護計画とつなげる。
  • 記録の場面が多いデイこそ、その場で短く・テンプレ・連絡帳との二度書き削減・音声入力/AI下書き が効く。

業態別の記録は、訪問介護の記録グループホーム/小規模多機能の記録特養(特別養護老人ホーム)の記録老健(介護老人保健施設)の記録 もあわせてどうぞ。記録ソフトの選び方は「失敗しない介護記録ソフトの選び方」へ。

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