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制度・加算·7分で読める

個別機能訓練加算と記録|計画・実施・評価で押さえる記録のポイント

個別機能訓練加算は、利用者一人ひとりの目標にそって機能訓練を行う取り組みを評価する加算で、デイサービスや特養など多くの事業所で算定されています。算定の前提として、個別機能訓練計画の作成・訓練の実施記録・定期的な評価という一連の記録が求められやすいのが特徴です。

本記事では、個別機能訓練加算で記録の何が問われるのか/計画から評価までの流れ/日々の記録を整えておくコツを、一般的な考え方として整理します。

※本記事は一般的な整理です。加算の区分・算定要件・必要書類・様式・単位は制度改正で変わります。最新の正式な要件は、厚生労働省の告示・通知や、指定権者(都道府県・市区町村)の窓口で必ずご確認ください。算定にあたっては個別に要件をご確認ください。

📄 無料ダウンロード:日々の記録が制度対応に耐えるかを点検できる 運営指導・加算 記録セルフチェックリスト(PDF) をご用意しています。

個別機能訓練加算で「記録」が柱になる理由

この加算は、「計画にもとづく個別の機能訓練を、継続的に実施し、評価して見直している」ことを前提にしています。それを示すのが記録です。一般に、次の3つが記録の柱になります。

  • 個別機能訓練計画:利用者ごとの目標・訓練内容を定めた計画
  • 実施記録:計画にもとづいて行った訓練の記録
  • 評価・見直し:定期的に状態を評価し、計画を見直した記録

「算定はしていたが、計画・実施・評価のいずれかが揃っていなかった」という不備は、運営指導での指摘や返還につながることがあります。記録が一連でつながっていることが大切です。

計画 → 実施 → 評価 → 見直しの流れ

一般的な流れは次のとおりです(具体的な様式・間隔は制度で定められ、改定で変わります)。

  1. アセスメント・目標設定:心身の状況を把握し、生活機能の目標を定める。
  2. 個別機能訓練計画の作成:機能訓練指導員などが、目標にそった訓練内容を計画する。利用者・家族への説明・同意も記録する。
  3. 訓練の実施・記録:計画にもとづく訓練を実施し、その内容と様子を記録する。
  4. 定期的な評価・見直し:定められた間隔で状態を評価し、計画を見直す。

なお、加算の区分によっては、LIFE(科学的介護情報システム)へのデータ提出が要件に含まれることがあります。LIFEの始め方は「LIFE提出の始め方」で解説しています。

実施記録の書き方(例)

実施記録は、「計画の目標に対して、何をして、どうだったか」が分かるように残します。

  • ◯「個別機能訓練。計画の目標(立ち上がりの安定)に沿い、椅子からの立ち座りを10回×2セット。ふらつき軽減傾向。本人より『少し楽になった』と発言。」
  • ◯「歩行訓練。歩行器使用で屋内30m×2回を見守りで実施。前回より歩行が安定。次回は距離の延長を検討。」

ポイントは、「計画のどの目標に対応するか」「実施した内容」「利用者の反応・変化」 をセットで残すことです。デイサービスでの記録の流れは「デイサービス(通所介護)の記録」もあわせてどうぞ。

日々の記録を整えておくコツ

評価や見直しのたびに記録を探し回らないために、日々の運用でできることがあります。

  • その場で残す:訓練の直後に実施内容を記録する。後でまとめると抜け漏れが増えます。
  • 計画とひもづける:記録が計画のどの目標に対応するか分かるようにする。
  • 検索できる形にする:評価時に過去の実施記録をたどれると、見直しがスムーズです。デジタル化が役立ちます(介護記録の電子化・ペーパーレスの始め方)。

私たちの「介護DXアシスト」も、スマホ・タブレットに話しかけるだけで、訓練の様子や気づきを整理した記録の下書きを作成できるツールです(専用機器不要・無料プランあり・現在β版・個人運営)。実施記録をその場で残し、後から確認しやすくすることを目指しています。ただし、ツールの導入で加算の取得を保証するものではありません。記録に何を残すべきかは制度の要件しだいで、最終的な判断は最新の算定要件のご確認が必要です。最終確認は人が行う前提です(セキュリティ・データ保護)。

まとめ

  • 個別機能訓練加算は、計画・実施記録・評価という一連の記録が柱。
  • 記録は 「計画の目標→実施→評価・見直し」 が一連でつながっていることが大切。
  • 日々は その場で残す・計画とひもづける・検索できる形 にしておくと、評価・見直しが楽になる。
  • 区分・要件・様式は改定で変わるため、最新は告示・通知・指定権者で必ず確認を。

あわせて「介護記録が問われる3つの場面(運営指導・加算・LIFE)」「LIFE提出の始め方」もどうぞ。

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